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京都大学iPS細胞研究所所長 山中伸弥氏の講演(要旨)

[2019-12-26]

京都大学iPS細胞研究所所長 山中伸弥氏の講演(要旨)

iPS研究、日本挙げた支援重要/国際競争勝ち抜くため
 11月29日に衆院第2議員会館で行われた公明党文部科学部会などが開いた合同会議で、世界で初めて人工多能性幹細胞(iPS細胞)=(メモ)の作製に成功した京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長が講演した。要旨を紹介する。


■備蓄事業で産学を“橋渡し”

 再生医療で活用するiPS細胞は、一人一人の細胞から作るのが理想だが、現段階では半年以上の時間と数千万円の費用がかかる。そこで、健康な人に血液などの細胞を提供してもらってiPS細胞を作っておき、必要な時に出荷できる体制を構築しようと、2013年度から国の支援を受けてストック(備蓄)事業を行っている。

 現在は、拒絶反応が少ない特殊な免疫の型(HLA型)を持つ提供者(ドナー)の血液からiPS細胞の作製を進め、日本人の40%に当たる約5000万人をカバーできるところまできた。日本赤十字社(日赤)や、さい帯血バンクなどの協力を得て、非常に希少なドナーを見つけることができているが、日赤などとの連携では公明党に大変にお世話になった。

   ◇ 

 iPS細胞のストックは6年間で、パーキンソン病や心不全、脊髄損傷などの臨床研究に使えるまでになった。加齢黄斑変性という網膜の病気に対する臨床では、17年3月から移植手術を開始。今年4月、患者5人の全例で大きな副作用はなかったとする経過観察が発表された。

 ここで大切なのは、通常は他人の細胞を移植する際に使う免疫抑制剤がほとんど必要なかったことだ。拒絶反応が少ないiPS細胞を用いたからだ。再生医療を必要とするのは高齢者が多いが、免疫抑制剤を使うと、免疫力が落ちて肺炎などの病気になりやすい。副作用を減らすことは、患者にとって意義がある。

   ◇

 iPS細胞研究所はこれまで、細胞作製のノウハウを蓄積し、多くの企業に細胞に関する情報をシェアする“橋渡し”の役割を担ってきたが、国立大学法人では、(1)職員の定数に制限があり、今のスタッフの多くが有期雇用(2)商用として使う細胞の製造ができない――という二つの問題がある。この課題を解決するため、今年9月に一般財団法人「京都大学iPS細胞研究財団」を設立した。現在、公益認定を受けるための手続きを進めている。

 アカデミア(学術界)から企業への情報の橋渡し役として、多くの国内企業の成功を応援することが、日本の再生医療の発展につながると考えている。国民の期待も大きいiPS細胞を活用した治療は日本で開発したい。多額の資金を調達でき、豊富な人材を持つ米国企業を相手に開発競争で勝ち抜くには、引き続きオールジャパン体制による支援が重要だ。

(メモ)
 人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell) さまざまな細胞に変わる能力を持つ万能細胞で、再生医療などへの応用が期待される。山中所長らが2007年11月、ヒトの体細胞を用いて作製に成功したと発表した。

京都大学iPS細胞研究所所長 山中伸弥氏の講演(要旨)

iPS研究、日本挙げた支援重要/国際競争勝ち抜くため
 11月29日に衆院第2議員会館で行われた公明党文部科学部会などが開いた合同会議で、世界で初めて人工多能性幹細胞(iPS細胞)=(メモ)の作製に成功した京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長が講演した。要旨を紹介する。


■備蓄事業で産学を“橋渡し”

 再生医療で活用するiPS細胞は、一人一人の細胞から作るのが理想だが、現段階では半年以上の時間と数千万円の費用がかかる。そこで、健康な人に血液などの細胞を提供してもらってiPS細胞を作っておき、必要な時に出荷できる体制を構築しようと、2013年度から国の支援を受けてストック(備蓄)事業を行っている。

 現在は、拒絶反応が少ない特殊な免疫の型(HLA型)を持つ提供者(ドナー)の血液からiPS細胞の作製を進め、日本人の40%に当たる約5000万人をカバーできるところまできた。日本赤十字社(日赤)や、さい帯血バンクなどの協力を得て、非常に希少なドナーを見つけることができているが、日赤などとの連携では公明党に大変にお世話になった。

   ◇ 

 iPS細胞のストックは6年間で、パーキンソン病や心不全、脊髄損傷などの臨床研究に使えるまでになった。加齢黄斑変性という網膜の病気に対する臨床では、17年3月から移植手術を開始。今年4月、患者5人の全例で大きな副作用はなかったとする経過観察が発表された。

 ここで大切なのは、通常は他人の細胞を移植する際に使う免疫抑制剤がほとんど必要なかったことだ。拒絶反応が少ないiPS細胞を用いたからだ。再生医療を必要とするのは高齢者が多いが、免疫抑制剤を使うと、免疫力が落ちて肺炎などの病気になりやすい。副作用を減らすことは、患者にとって意義がある。

   ◇

 iPS細胞研究所はこれまで、細胞作製のノウハウを蓄積し、多くの企業に細胞に関する情報をシェアする“橋渡し”の役割を担ってきたが、国立大学法人では、(1)職員の定数に制限があり、今のスタッフの多くが有期雇用(2)商用として使う細胞の製造ができない――という二つの問題がある。この課題を解決するため、今年9月に一般財団法人「京都大学iPS細胞研究財団」を設立した。現在、公益認定を受けるための手続きを進めている。

 アカデミア(学術界)から企業への情報の橋渡し役として、多くの国内企業の成功を応援することが、日本の再生医療の発展につながると考えている。国民の期待も大きいiPS細胞を活用した治療は日本で開発したい。多額の資金を調達でき、豊富な人材を持つ米国企業を相手に開発競争で勝ち抜くには、引き続きオールジャパン体制による支援が重要だ。

(メモ)
 人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell) さまざまな細胞に変わる能力を持つ万能細胞で、再生医療などへの応用が期待される。山中所長らが2007年11月、ヒトの体細胞を用いて作製に成功したと発表した。

 

 





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